REVIEW

2018.11.27

シェイプ・オブ・ウォーター

(2017年)

Introduction

政府の施設で掃除婦として働くイライザ(サリー・ホーキンス)。幼い頃のトラウマで声を失い、孤独な日々を送っていた。

そんなある日、イライザは施設の奥で鎖に繋がれた不思議な生物を発見。その美しい姿に魅了されたイライザは恐る恐る近づく…。

その生物とのコミュニケーションに言葉は必要なく、次第に心を通わせ合うように…。

Review

ネタバレ注意!

一見、モンスターが登場するSFモノのようだが、実は差別がテーマの作品だと思う。

すべての登場人物が問題と心に闇を抱えながら、孤独に生きている。

差別を乗り越え、愛を手にする者。

最後まで差別を拭えず、身を滅ぼす者。

そして、一番恐ろしいのは自らの差別に気づかず、考えもしないこと。