REVIEW

2018.08.23

ドリーム

(2017年)

Introduction

1961年。アメリカとソ連は、どちらが人類初の有人宇宙飛行を成功させるか激しく競い合っていた。

NASAで働く黒人女性のキャサリンは、幼い頃から天才と言われた数学者。

計算力の高さを評価され、ロケット打ち上げに関する計算を行う部署に配属。だがそこは、白人男性ばかりの職場。劣悪な環境。

同じくNASAで働いている、管理職を目指すドロシー、エンジニアを目指すメアリーも黒人女性。不条理な理由から、キャリアアップの道を閉ざされていた…。

Review

実話らしい。

こんな良い話が、最近まで表に出てこないところに、人種差別の根深さを感じる。

ひどい扱いを受けても直接抗議せず、努力で自分の居場所を勝ち取っていく姿が感動的。

抗議したら、状況がさらに悪くなってしまう時代だったというのもあるのでしょう。

差別は現代も存在するけれど、当時ほど四面楚歌ではないことに感謝。