REVIEW

2013.05.11

最強のふたり

2011フランス映画

Introduction

富豪のフィリップは事故で首から下の感覚がない。

新しい介護士を雇うべく、面接を行ったが、気に入った候補者が見つけられない。

そこへ現れた風変わりな黒人青年ドリス。

彼は就職活動を行ったことを証明し、引き続き失業保険を貰いたいだけ。仕事に就く気はさらさらなかった。

介護の資格、経験すらないドリスだったが、フィリップを病人として扱わないのを気に入ったフィリップは周囲の反対を押し切って、彼を介護人とし て雇うことを決める…。

Review

某テレビ番組でもドキュメンタリーが放送され、日本でも話題となった実話を映画化。

要介護者に対し、障害は障害として認め、一人の人間として尊 重する。

これって、介護の基本であり、理想であり、一番難しいことだと思います。

そして、特別扱いは要介護者を傷つける…。

ドリスにとって、それは“障害”ではなく、フィリップが“できないこと”。

介護ではなく、友達が困っているから代わりにやってあげる。

そしてお 互いがお互いを尊重し、思いやることができる友達。

障害があろうが無かろうが、そんな友達ができたなんて、本当に素晴らしい…。