AKINA LEVE REPORT

AKINA NAKAMORI SPECIAL LIVE Empress at club eX

※出来るだけ正確にと努力しておりますが、記憶のみが頼りですので、発言した言葉の違いや、MC、発言した箇所が違ったりということがあると思います。また、今回7/16の二部、7/17の一部に参加しました。記憶が交錯していると思います。ご了承下さいm(__)m

■SET LIST■

  • 私は風
  • 傘がない
  • ~MC~
  • 別れの予感
  • アデュー
  • 踊り子
  • ~MC~
  • 接吻
  • アサイラム
  • サザン・ウインド
  • ~MC~
  • リヴァー・サイド・ホテル
  • 飾りじゃないのよ涙は
  • ~MC~
  • 赤い花

【 総 評 】

今回のライブ、アルバム“歌姫”を知っている人も知らない人も充分楽しめるという、明菜さんの思惑にすっかりハメられちゃったというのが一番の感想です。

“私は風”。アルバム“歌姫”のイメージは本当に切なく、今にも消えてしまいそうですが、今回のライブ版は切ないだけでなく、力強さも感じる仕上がりで した。もちろん、“歌姫”版も好きですが、今回のライブ版もカッコ良くて素晴らしかったです。

実は “傘がない” “アデュー” この二曲 アルバム“歌姫”の中ではあまり好きではなかったんですよ。しかし、アレンジの素晴らしさなのか、はたまたやはり生の力なのか「あぁ、いい歌だったんだなぁ。」と思い知らされたというか教えられた?という。

“接吻”これにもやられましたね。元々オリジナルであるオリジナル・ラブ(ややこしいですね)版がとても好きな曲でしたのでよく知っていました。数少な い男目線の名曲だと思っていましたが、明菜さんが歌うと、こうも女性らしい切ない曲になるとは思いませんでした。

“リヴァー・サイド・ホテル”もそう。こう言ってはなんですが、そんなに良い曲だとは思っていませんでした(^_^;) ところがこんなにセクシーでこうも良い曲だったとは・・・特にサビの高音が心地よくて素晴らしかったです。

とても以外だったのが“サザン・ウインド”。オリジナルは10代らしいはじけた感じですが、今回のライブ版はすっかり大人で、明菜さんの言葉をかりると 本当にアダルト。“危険かしらね♪”という歌詞の部分もオリジナルを恋の何たるかを全く分からない10代らしい冒険心に富んだ感じとすれば、今回のライブ 版は恋の始まりから終わりまですべて見透かした上で呟いているようなそんな大人な、アダルトな感じ。

そして、“赤い花”。これは言うことがありません。歌唱力、表現力本当に素晴らしかった。明菜さんのオリジナルはどの曲もそうですが、明菜さんでなければこの曲は表現できないでしょうね。そこまでの“歌姫ワールド”から一転。会場全体を真赤な“赤い花”の世界にすっかり塗り替えてしまいましたね。プロ モーションさえもっと頻繁にキッチリ出来さえすれば、この曲は絶対に売れる。もっと多くの人にこの曲の素晴らしさを知ってもらいたい。本当にそう思いま す。

【  7月16日 二部 21:30~ 】

私は風/傘がない

明菜さん:私のファンの方たちはアダルトな方が多いと思うので、いつもなら気のおけない人同士で、一杯やって行こうと言うようにふらっと訪れたり、たまたま通りか かったら中森明菜がライブしていた・・・みたいな感覚で来てくれたらいいなと思ってこういう形式(かたち)でやらせて頂くことになりました。

別れの予感/アデュー/踊り子

明菜さん:22、3歳の頃遊んでまして(笑)。そのころはカラオケボックスより、カラオケバーみたいなほうが多くて。こう見えても皆さんと同じで普通の人間ですから。そこのママとかは全然芸能人扱いせずに接してくれて。本当に気のおけない良いところで。

そこで歌っているとあたしがテレサさんの歌を好きなのを知ってか知らずか、リクエストされるんですね。で、歌っていると(リクエストした)その方がどんな辛いことがあったのか分からないんですが、泣いてくれたりするとタレントとか歌手とかじゃなく、あぁ歌を歌える人で良かったなぁと思うんです。

接吻/アサイラム/サザン・ウインド

明菜さん:初めに歌ったのはオリジナル・ラブさんの「接吻」という曲です。最近は中島美嘉さんがレゲエ調でカヴァーしていますので知っている方もいらっしゃると思います。本当は「歌姫III」に入れたかったんだけど入らなかったんですね(笑)

次に歌ったのが「アサイラム」という曲なんですが、知らないよね? 知ってます? “え、何で俺知らないの?”っていいんです。いいんですよ。知らなくていいんです。あたしが十代の頃に歌ってた曲ですから(笑)。

 どちら(アサイラム、サザン・ウインド)もあたしの大好きな玉置浩二さんに作って頂いた曲なんですが、アレンジが違うと

誘惑しなれた♪(かわいらしく) が

誘惑しなれた・・・(アダルトに)

になるんですね。(アレンジをした)彼は天才ですからね。全然違う曲にしちゃうんですよ。(会場から、曲は作らないの?)あ、勝手に話し掛けないでください。私を通してください(笑)。

窓/リヴァー・サイド・ホテル/飾りじゃないのよ涙は

明菜さん:(窓、リヴァー・サイド・ホテルについて)千春さんは「お前が歌うなよ!」って言いそうですし、陽水さんは「そうですか・・・。」って…同じですね。モノマネできなくて(笑)

(会場入り口に置いてある“くまた”について)知らない人は何なのかと思いますよね。(皆さんをあたしの)代わりにお出迎えしてるんです。あのコ、ウチのコなんです。(頭に指をあてて)あ、遂に ちょっとイッちゃったとか思わないでくださいね(笑)。いつもとなりに寝てるんです。(寝るときは)横に居るんですけど、朝になると(くまたの)足の上 に寝てるという・・・(笑)

会場から:俺も一緒に寝たい~

明菜さん:何だお前は!(笑)

赤い花

【  7月17日 一部 19:00~ 】

私は風/傘がない

明菜さん:初めは開演を22時以降にしてほしいとお願いしたんです。アダルトなファンが多いだろうから、仕事帰りや、一度家に帰ってから用事を済ませてから来ることもできるからそのくらいの時間がいいなと思ったんです。

今日が最終日ということで、最初は初めての円形ステージということもあり、どうしたら楽しんでもらえるか不安で、その次は緊張で震えちゃってぜんぜん歌にならなくて・・・やっと慣れてきたと思ったら声が出なくなってきちゃって・・・短い期間でしたがいろんなドラマがありました。

別れの予感/アデュー/踊り子

会場から:オリジナルアルバム出して

明菜さん:オリジナルアルバム出したいけど、あたしは作詞作曲ができないので。

会場から:作詞してる~

明菜さん:オリジナルアルバムったら10曲必要でしょ。一曲作詞するのに何年かかってると?(笑)

接吻/アサイラム/サザン・ウインド

明菜さん:夏っぽい選曲をしました。ディナーショーでこういう曲やられてもね。冬真っ盛りですもんね。

会場から:セカンド・ラブは?

明菜さん:セカンド・ラブって冬か?

会場から:難破船。

明菜さん:あれは秋だろう。

会場から:TATTOO。

明菜さん:あれは毎回のようにやらせて頂いてます。

会場から:北ウイング

明菜さん:あ、あれは星が一杯見える感じがするから冬かもしれませんね。一月、二月は星がよく見えるっていいますもんねぇ。

来年のツアーの会場は押さえたの?など次々ととんでくる質問攻めを抑えるように・・・)皆さんいろいろと質問があるようですがそろそろ歌姫に戻らせて頂きます(笑)。

窓/リヴァー・サイド・ホテル/飾りじゃないのよ涙は

明菜さん:今回(のライブ)は毎回衣装が違うんで衣装に合わせて動いているんですが、今日の衣装すっごく重いんですね。で、いつものように脚を組もうと思ったら (上がらなくて)・・・簡単にやってるようですけど大変なんですよ・・・あたしって努力家ねぇ~・・・(笑)

赤い花

【 残念だったこと・・・(^_^;) 】

今回のライブ、歌姫 Empress at CLUB eX ということもあり、明菜さんはいつも以上に落ち着いた大人の雰囲気を壊さないように口調や発言内容に至るまで充分すぎるほどの準備をしてきたというのがよく分かりました。

しかし、その明菜さんの努力やプランを全く無視、進行の妨げになるような勝手な発言が多々見受けられたのが残念でした。

あの状況で雰囲気を壊さないようにと明菜さんも大変だったと思います。

しかし、全く無視する訳にもいかず、また自分も砕け過ぎてしまう訳にも行かずということで、いつものライブでは聞かないような文字にするとちょっとキツイような発言になってしまったのだと思います。

いつものライブなら、僕は基本的にファンと明菜さんとの砕けた掛け合いは好きなほう。

なかなか聞けないようなことを聞いていくれるときもあるし、そこから明菜さんの素敵な一面を垣間見ることもできる。

しかし、今回のようなライブでは目に余るというのが正直な感想。もう少し、明菜さんの気持ち、プランを尊重してほしかったな。