AKINA LEVE REPORT

AKINA NAKAMORI Live tour 2003 I hope so

2003.07.11  東京フォーラム

※出来るだけ正確にと努力しておりますが、記憶のみが頼りですので、発言した言葉の違いや、発言した箇所が違ったりということがあると思います。ご了承下さいm(__)m

ライブ開始直前。綺麗なグリーンの照明で、表現されているのは森林でしょうか?開始時間を5分ほど過ぎたころ、オープニング “Veil” のインストが聴こえてきました。曲に合わせるように、照明が弱まってゆき、ステージはまさにベールがかかったように。

 “風の果て” “うつつの花”

前奏と共に明菜さん登場。衣装はスポーツ誌等で既に紹介されていましたので、皆さん御存知だと思います。最初から大胆に唄い上げる曲で大丈夫かなと思い ましたが、そんな心配は必要ありませんでしたね。当然ですが、CDとは比べものにならないほどの迫力。この2曲って本当はこんなに激し い曲だったんですね。

 “紡ぎ唄”

今回のライブで僕が一番聴きたかった曲です。ここで今回最初の鳥肌。本当にいい曲。とてもドラマティックな曲です。僕の席は一階S席とは言っても後ろか ら三列目(^_^;)。遠かったので表情は分りませんでしたが、明菜さんも唄の世界に入り込み過ぎてしまったのか、声を詰まらせそうになってしまったとこ ろもありました。感動しました。

明菜さん:東京に帰ってきました。

会場から:お帰り~!

明菜さん:だいぶ慣れてきたところなんですが、カメラが入っていると、緊張して初日のようになってしまってます。すいません。 皆さんが評判を上げてくださったおかげで、撮影して頂けることになりました。ありがとうございます。

今回のツアーはバラード・コンサートということで、コンサートに始めて来て下さった方は、知らない曲ばかりで辛いと思います。今歌った曲は、この間…もう一ヶ月以上経ってしまっていますが発売された“I hope so”というアルバムの曲で、“風の果て” “うつつの花” “紡ぎ唄”という曲です。

どうせ知らない曲ばかりなのに、アルバムの曲はなおさらだと思うので先にやっちゃおうと。でもいい曲なので、きっと皆さんの心にこびりつくんじゃないかと(笑)。

それに、最初にやっちゃえば、考える時間もあるので、「ん~。あの最初の3曲知らない曲だけどいい曲だったなぁ。もう一度聴きたいなぁ。」と思って帰ろうとするとそこで売っているという(笑)

会場から:(笑)。 商売上手~!

明菜さん:いえいえ商売上手じゃなくて、トークがうまいとおっしゃって下さい(笑)。ちょっと調子に乗ってきてしまいました。すいません(笑)。構成を考えるときは、いろいろと戦略というか。(笑)え~。この新しいアルバムの中で4曲作詞をさせて頂いて、その中で “Days”という、アルバムにも入っているんですが、シングルにまでなって私も驚いているんですが。“Days”は結局2回しかテレビで歌っていなくて、皆さんも私が歌っている姿を見たことが無いと思いますのでお楽しみに。それでは“Days”聴いて下さい。

 “Days”

先ほどのMCで自らプレッシャーをかけてしまったのか、ちょっと歌詞を間違えるところもありましたし、ご本人も不満気でしたが、伸ばすところではしっかり声が出ていたと思います。

衣装替えへ・・・

 “駅”

白地に縦に青いストライプ(といっても、ハッキリしたストライプじゃないですよ。)のロングドレス。遠かったので自信はありませんが、フワフワした感じでした。で、しかも背中がシースルー。とても独創的な衣装。素敵です。

 “温もり”

 ここで本日二回目の鳥肌。詩の世界ももちろん感動的なのですが、明菜さんの歌が素晴らしい。弦楽器のアレンジも重厚で、とても良かった。

 “乱火” “予感”

 “予感”は「true album」バージョンかと予想していましたが、「BITTER & SWEET」バージョンでした。

~MC~

明菜さん:先ほどからペンライトがとても綺麗で、うれしいです。デビュー当時を思い出してしまって。ありがとうございます。(涙ぐむ・また、これはココだったか、自信がありません(^_^;))

“駅”はカラオケの歌本にもあるので、皆さん知っていますよね。次が“温もり”という曲なんですが、“1/2の神話”という、当時はレコードだからB<面だった曲です。

 次が古いアルバムの曲で“乱火”という曲と、“予感”という曲です。全然知らない曲で辛かったと思いますが、いい曲ですので、きっと皆さんにこびりついていくことと思いますよ(笑)。

WOWOWで放送されるんですよね。十月ですって。WOWOWだけで終わらないで下さいね(笑)。(ビデオ発売もあるので、会場から助けがあったようで。)そう。編集が違うからね。ありがとうございます(笑)。

会場から:・・・・・・!

(どなたか何か叫んだようですが、聞き取れませんでした)

明菜さん:ん?「~ちゃん・・・つれて・・・きたよ」とおっしゃいましたか?ようこそいらっしゃいませ。

会場から:笑(これもココだったか、自信無し・・・(^_^;))

会場から:誕生日おめでとう! 誕生パーティーは?

明菜さん:神戸でライブをやっているので。ライブの打ち上げがあると思うのでその時に?

会場から:名古屋の屋台で~?

明菜さん:ん? だから、神戸だってんのに~!

会場から:(笑)

明菜さん:勘違いしちゃったんだね。そういうことあります。プレゼント?・・・お金。

会場から:(笑)

明菜さん:あ、お金って言っちゃった!(笑) 心がこもっていればなんでもいいって言うつもりが~!(笑)

会場から:(笑)(この会場とのかけあいもココだったか自信がありません(^_^;))

明菜さん:それではここで先ほどから素晴らしい演奏をして下さっているバンドのメンバーをご紹介します。

チェロの橋本さんです。(“TATTOO”のベース(?)部分を演奏してくれました。明菜さんもそれに合わせて、・・・哀れなアンドロイド・・・と踊りながら歌う。)今のは“TATTOO”ですね(笑)

ドラムスの松本さんです。(“ミ・アモーレ”のドラム部分を。)“ミ・アモーレ”ですね。

続いてギターの、今回はギターがお二方いらっしゃるんですが、パパゴン・鈴木さんです。(“DESIRE”のギター・パートを。明菜さんも合わせて一節歌う。会場からは歓声が。)

ギター。もう一方。日高さんです。(ここでも何か演奏してくれ、明菜さんも合わせて歌ってくれたと思うのですが、思い出せません(^_^;) m(__)m)

ベースギター。山崎さんです。(ここでも同様に何か演奏してくれたんですが…(^_^;) m(__)m)

バンマスであり、今回のツアーのアレンジもして下さった、薄木さんです。(“飾りじゃないのよ涙は”を演奏。明菜さんも一番を歌ってくれました。)

 とっても素敵な。弦ですね。細川さんです。丸山さんです。木村さんです。(お一人づつ紹介してゆき、紹介に合わせて演奏を開始。紹介し終わった頃には合奏になっているという凝った演出でした。明菜さんが曲に合わせて指揮を。(弦楽器の方のお名前、紹介順はかなり自信がありませんm(__)m))

え~。あと影になっていて見えないんですが、バンドの方たちが出せない音色を出してくれる“縁の下の力持ち”山木さんです。(“APPETITE”の音。明菜さん合わせて少し踊り・・・。)今のは“APPETITE”ですね。

え~。緊張すると、声が震えてしまってダメですが…こんなことを言うと21年もやっていて何を言っていると言われそうですので努力したいと思っています…ボーカルを務めさせて頂いている中森明菜です。

え~それではご安心下さい。次のコーナーは、けっこう皆さん知ってる曲。シングルが出てきますので(笑)。

 “スローモーション” “Blue On Pink”

歌はもちろんのこと、照明がとても綺麗。特に“Blue On Pink”の時は曲に合わせ、全体をブルーに。そして、曲のアレンジに合わせてピンクの照明を発光させるという凝った演出。

 “SOLITUDE”

 今までと全く違うアレンジでちょっと驚きましたが。これはこれで好き。

 “LIAR”

最近のライブでは、アレンジがおとなしめで明菜さんもそれに合わせた歌唱法をとっていたようですが、今回のアレンジは少し派手め。明菜さんの歌唱法も情熱的で、シングル・バージョンに近い感じです。

おとなしめのアレンジの場合は失恋で絶望的になっている女性のイメージが強かったですが、今回のアレンジは 悲しんでいるけれど情熱的で、少し前向きな女性のイメージ。

同じ曲なのに、アレンジや歌唱法によってまったく違う女性を演じてしまう明菜さんの凄さを再認識。

衣装替えへ・・・

ステージの雰囲気が一変! たくさんの照明やスポットライト。とても綺麗です。そして、ステージでは音にあわせ何かせり上がっていきまいた。(正直 UFOが出てくるのかと思いましたが(^_^;)) 明菜さんスカート、袖が大きく広がった、真っ赤なドレスで登場。

 “燠火”

“燠火”の♪アデューと歌うときにワザと声を擦れさせて歌っていました。それがまたカッコイイ!

 “マリオネット”

夜ヒットでの“マリオネット”を見たことがあるので、僕の頭のなかでは、あのように歌い、踊るんだろうなと映像が浮かんでいたのですが、見事に気持ちよ く裏切ってくれました。

後のMCで、夜ヒットで歌ったときのことを言っていましたので、明菜さんも覚えているはず。二度と同じ表現をせず、更に良いモノを追求する明菜さんの姿勢がうかがわれるなと思いました。

 ~MC~

-“マリオネット”終了後、後ろへ小走りでさがり、汗をふく。

明菜さん:あ、お化粧がすごく落ちちゃった!あ、ダメダメ!今日撮影が入ってる(笑)

会場から:(笑)

明菜さん:(髪型等を確かめながら)ここに鏡置いとくんだった。コワイ顔になってない?

会場から:大丈夫~!

明菜さん:え~。またまた知らない曲で驚かれたと思いますが。

会場から:カッコイイ~!

明菜さん:今でこそカッコイーと言って下さいますが、これも古いアルバムで“不思議”と言うんですが。不思議なアルバムを作りたくて、お願いして作ったんですが、当時はたいへん評判が悪くてですね(笑)。当時ツアーでもやったんですが、皆はアイドルを応援するつもりで来てるのに、あんなふうに(先ほどの踊りをしながら)ハッ~!とかってやってたんで、「何だコイツは?大丈夫か~?」って感じで(笑)。

そんな中でも“マリオネット”は評判が良くてですね。夜ヒットのマンスリーでも一度やったんですよ。覚えている方もいらっしゃるかな?

会場から:カレンダーは?

明菜さん:カレンダーですか(苦笑)。う~ん。皆難しくて分るかな?あれはいっぱい作らないと単価が高くて。いっぱい売ってるのは二千円くらいでしょ?あれはいっぱい作れるからなのね。あれと同じようなのを明菜ちゃんがやると六千円くらいになっちゃうの~(笑)。

会場から:買う~!

明菜さん:(笑)本当~?今言ったくらいだと、一人十本くらい買わなきゃダメだよ~!(笑)

会場から:(笑)買う~!

明菜さん:来年のカレンダーってことは、(これから撮影するから)それだけ日にちが経ってるんだから。(呟くように)りえちゃんみたいに若い頃に撮っておくんだったな。でもみんな思うでしょ?別に誰に見せるとかじゃなくて。(笑)

だって、こんなところがたれてるとか、二重あごとか。みんな重力で下がっていくんだからしょうがないのよ。皆だって同じでしょう~!(笑)

会場から:(笑) でも綺麗~!

明菜さん:ん?修正?あ、そうかやっぱり夢を壊しちゃいけないから。(笑)

会場から:ディナー・ショーは~?

明菜さん:あ、そう!ディナー・ショーはもうみなさんが知っている曲ばかりですから!お酒も飲めますし、(手を振りながら)「明菜歌えー!」ってもできますから(笑)

会場から:(笑) やっていいの~?

明菜さん:え、う~ん(苦笑)。

会場から:(笑)

 “月華”

いや~この曲も本当に大好きな曲です。素晴らしかった! 何処へ~♪ またまた鳥肌です。会場から感嘆の声が上がりました!

 “薔薇一夜”

本当に今回のライブは照明が凝っていてとても綺麗。アレンジに合わせた照明の動きが素晴らしい。

 ~MC~

明菜さん:本当にあっという間に最後の曲になってしまいましたが、どうですか?楽しめましたか?不完全燃焼じゃないです?「ライブったら一緒に口ずさんでなんぼだろうよ!バラード・コンサートっつったって、もっと他の曲もまだあったろうよ!」って思ってません?(笑)

会場から:(笑)

明菜さん:え~それでは“難破船”聴いてください。

 ”難破船”

何度も言うようですが、本当に今回のライブは照明が綺麗。あっという間にステージが海の底のように。先ほどの楽しいMCが嘘のように歌の世界に引き込まれました。感動です。

~アンコール~

 会場からは明菜コール。照明さんも明菜コールに合わせてくれています。明菜さんジーンズに、ツアーTシャツ姿で登場。

 “LA BOHEME”

会場は総立ちに。

明菜さん:どうですか?ストレス解消できました?悲しい曲ばかりで、今日落ち込んでる人なんか、「どうしてくれんのよ。~(もっと何か言ってくれたと思うのですが忘れてしまいましたm(__)m)」と思うと困るので、この曲をもってきました。(笑)

-会場からは、リクエストがたくさん。

明菜さん:-低音で あなたの~ポ~トレ~ト~♪“条件反射”?“目を閉じて小旅行”? “華”? みんなすごいね~。私は全く覚えてません!

会場から:(笑)

明菜さん:いや、誰かが歌ってくれると、それ知ってるというか、タイトルと詩と曲が一致しない・・・。

会場から:(笑)

明菜さん:“ミ・アモーレ”? さっき歌ったじゃん! あ、歌ってないか!演奏してくれたんだ!(笑) ん?“セカンド・ラブ”? あ、バラード・コンサートなのに“セカンド・ラブ”なかったもんね。

-“セカンド・ラブ”をアカペラで。やがて会場との合唱に。

明菜さん:え~。さっき“I hope so”の話しで、作詞の話しをしましたが、いつもこんなふうに私はみなさんからいろいろ貰っているのに、私からは何もして上げられないから。本当はみんなが辛いときにそばで「大丈夫だよ。」と肩を叩いてあげられたらいいんだけど、出来ないので、この曲を聴いて元気になってくれたらいいなと思って作りました。“I hope so”聴いて下さい。

 “I hope so”

MCを聞いた後では、もうたまりません。感動してしまいました・・・。

-会場はスタンディング・オーベーションです。明菜さん涙ぐみ、手を振り、ステージの端まで移動しながら。

明菜さん:あ、二階席。話しかけなかったね。ごめんね。ありがとうございました。じゃあね。バイバイ。みんな大好きだよ!